おやすみ ロジャー

絵本紹介(全て)

こんなパパにおすすめ

〇寝かしつけが苦手なパパ

〇早く子どもに寝てほしいパパ

おすすめポイント

今回は、「紹介してほしい」という要望があった「おやすみ、ロジャー」を紹介します。

子どもが寝るための工夫が沢山されている絵本です。

子どもが眠ってくれるように「眠る」という単語がたくさんでてきたり、太文字のところは強調して読んだりします。また、水色のところはゆっくり優しく読むようにするとよいそうです。

ロジャーのことを自分と重ね合わせるような文があったり、くたくたにくたびれているよということを何度も言ったりします。

人間には、交感神経と副交感神経があります。自律神経とも言われるものですが、眠る時にはこの副交感神経が活発化します。

この眠る時に必要な副交感神経は、意図的に働かせることが可能で、この絵本ではその方法が使われています。

例えば、ゆっくり息をすること。体を部分ごとに重くなっていくような意識をもつこと。深い穴や水に沈んでいったり、坂を下っていくイメージをもつことなどです。

心理カウンセラーは不眠症の患者にこれらの方法を紹介することもあります。

この絵本では、そういった心理学に基づいたしかけもあります。

「眠ること」に特化している絵本です。なので、従来の「絵本としてのおもしろさ」はあまり感じられません。読んでいてもつまらないです。それもまた、眠るのに役立つのかもしれません。私としては、物語のおもしろさや、絵に魅力ある本が好きです。

カール=ヨハン・エリーン 著  出版社:飛鳥新社

正道かほるさんの他の作品:「おやすみ、エレン」「だいじょうぶだよ、モリス」等

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