「絵本を買ってあげたいけど、どんな本がいいかわからない」
「子どもがこんな本がほしいと言っているけど、よさそうに見えない」
「厳選したものを家に置きたい」
色々な悩みがあると思いますが、ここではわたしなりの絵本の選び方をお伝えします。
(1)絵本を食事に変換してみる。
たとえば、子どものご飯を朝昼晩、全部ポテチやチョコなどのお菓子だけだとするとどうですか?
多くの方が「ありえない!」「健康に悪そう」と思いますよね?
食事は、お米、パン、うどんなどの主食に、目玉焼き、野菜炒め、ハンバーグなどのおかずと汁物などが「よいご飯」と言えると思います。
絵本も「この絵本だったら、ご飯にするとどんなかな?」と思うと感覚的に選びやすくなります。
日本の昔話は、一汁三菜の伝統的な和食。外国のお話ならその国の家庭料理。
赤ちゃん向けの絵本なら離乳食、書き込まれた細かい絵本は、下ごしらえをしっかりとしたお料理、などなど。
「本は心の栄養」という言葉があるように、「絵本を食事として考えて」読ませたい(=食べさせたい)絵本を選んで見てください。
もちろん、たまにはお菓子みたいな本もよいと思います(^^)
(2)こどもと一緒に絵本を買いに行く。
どんな絵本を「読んでほしいか」はとても重要な要素です。
「自分で選んだ本」はやはり特別な一冊になります。
ただ、自由に選ばせると図鑑やマンガ、間違い探しなどの読み聞かせには向かない本を選ぶことが往々にしてあります。
もし、可能なら図鑑や間違い探しと「これは自分で読む本だね、今度は読んでほしい本を探してきて」と声かけするとよいです。
「そんな何冊も買えないよ」という場合には、買う前から「読んでほしい本」を選ぶように伝えましょう。
注意してほしいのは、選ぶときに「こっちかこっち」と選択肢を狭めたり、子どもが自分で選んだ読んでほしい本を「それはやめとこう」と違うものを選ばせたりしないでください。そうやって選ばされた絵本は、お気に入りの一冊にならないことになってしまう傾向にあります。
(3)定期購読をする
「自分で選ぶのはやっぱり迷ってしまう」
「ゆっくり絵本を買いに行く時間がない」という方におすすめなのが絵本の定期購読です。
「絵本 定期購読」などと検索すると色々な会社で定期購読ができるサイトがあります。
絵本のプロが厳選した、選りすぐりの絵本が毎月届くので、楽しみが一つ増えます。
「自分だったら多分買わないだろうな」という本もありますし、「自分はあまり好きじゃないな」という絵本もある可能性があります。
でも、意外とそんな絵本の方が子どものお気に入りの一冊になることもあります。
そして、値段も1冊五百円前後というお求めやすい価格のものがあるのも、おすすめポイントの一つです。
子どもの誕生日プレゼントに、おじいちゃんおばあちゃんにおねだりするのもありです(笑)